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2024年5月18日 Duggy's ニュース速報
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送料無料は過剰サービスなのか?
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ヤマト運輸は宅配運賃の値上げを行う方針であることを発表しました。

現在、ネット通販では送料無料という事が普通になっていますが、これは大口荷主に対する運送料金の大幅値引きによって成り立っている面が大きいです。
佐川急便はすでに運送料金で折り合いがつかずAMAZONから撤退しており、ヤマトもこれに続いて料金闘争に突入となれば、運送料金を巡る環境は荷主有利から大きく変化することになります。
運送業が健全な業種になり人手不足が解消されるためには値上げはやむを得ないと思います。むしろ遅すぎたぐらいです。
ヤマトは国内の運送業を引っ張っていく立場にありますから、率先して業界の健全化にもっと早く取り組むべきでした。

そもそも、時間指定などの細かで過剰なくらいのサービスは我々消費者が求めて生み出してしまったものです。
ネット通販はこの小口配送の存在が契機となって発展し、その事による荷物量の増大によって一時は運送業の収益が大幅に改善し、それを原資にさらなるサービス合戦となっていった結果が現在の状況になります。
今回の値上げと同時に一部の時間帯指定を廃止するとも発表していますから、配送の利便性は若干低下します。
しかし、それがネット通販の拡大に歯止めを掛けられるかというと、そういう事にはならないと思います。
確かに送料無料は減っていくとは思いますが、きちんと送料を徴収して適正な運送料金が支払われるという事になればネット通販の小口配送に参入する業者も増えてきますから、報酬の適正化によって人手不足が解消すれば、むしろ今より細かなサービスが提供されていくと思います。
どういう新しいサービスが生み出されて行くのかまでは今の段階では予想も出来ませんが、そのサービスと組み合わせた新しい形態のネット通販も生み出されるなどして活況を呈して行くような気がします。

筆者は値上げによって、ようやく国内の物流が奴隷みたいな立場から産業として成立して健全に発展して行くような気がしています。
送料無料でなければ購入しないような商品は、そもそも購入不要なのですよ。消費者はその事に気付くべきです。

ヤマト、宅配運賃値上げへ ネット通販「無料」見直しも 朝日新聞デジタル
2017/03/07 21:44




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