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2024年5月3日 Duggy's ニュース速報
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北朝鮮情勢を悪化させたのは中露の過保護
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北朝鮮情勢がここに来て緊迫の度合いを増しています。
アメリカの軍事圧力に北朝鮮をはじめとして周辺各国が慌てている様子です。

ロシアや中国は「非核化は外交的に解決すべき」と改めて主張しています。
しかし、考えてみると外交的な交渉では一旦非核化で合意しているのです。
最後の六カ国協議では北朝鮮は核開発を断念し、その証拠として原発施設の一部を取り壊しました。
その時点で外交的には決着しており、非核化は完了している筈なのです。
それにも関わらず北朝鮮側は対米交渉が進展しないとみるや核開発を再開し、さらに指導者の交代後はその流れが加速しています。
この状況でまた外交的解決を持ちかけられても応じようという気にはならないですよね。
そしてそもそも、この約束を反故にするような動きを放置して来たのは中国でありロシアであるわけです。
対アメリカとの緩衝地帯としての北朝鮮の必要性に固執するあまりに北朝鮮を甘やかし過ぎたツケが、今来ているのだと思います。

これまでのアメリカはこれほどまでに挑発されても、周辺同盟国に対する影響を考えて軍事的な動きを見せることは有りませんでした。
このことが北朝鮮やその後ろにいる国に誤ったメッセージを送ることになり、何をやってもアメリカは出てこないといういわばアメリカを舐めきった行動に発展していったのでは無いでしょうか。
中露両国は北朝鮮を止めるどころか資金・資材・技術を垂れ流し的に北朝鮮に与えて挑発を助長して来たわけです。
そこに来てトランプ政権は「アメリカ・ファースト」ですからアメリカを舐めきった相手には同盟国など無関係に躊躇なく報復を行う方向性なわけです。
もともとトランプ政権は対外的には「世界の警察」はやめて、内政・経済に集中すると公言していました。
しかし、シリア攻撃をターニングポイントとして積極的に世界に向けて軍事圧力を示し始めています。
これはおそらくですが、これまでのように軍事的な圧力の無い状態で中国やロシアのような難しい国と外交交渉(経済交渉を含む)を行っても足元を見られて、うまくいかない事が見えて来たからでは無いでしょうか。
イラク開戦以来しばらくなかった本格的な米軍の展開を世界に見せる事で、今後の2国間交渉を有利に進めたい意図が有るのだと思います。

舞台を北朝鮮にしたのは、韓国の大統領選で対北融和で反米・反日を標榜する候補者に危機感を持ったという事も有るかも知れません。

アメリカは前から一貫して交渉の席に着くのであれば、すでに合意している核の放棄を北朝鮮が宣言するのが先だと言っています。
これは当然の事ですが北朝鮮は一切耳を貸しません。
慰安婦合意を無視するお隣りの韓国とよく似ていますね。
慰安婦合意に対する日本と同じように、約束を反故にされて騙された感が強いアメリカは実はカンカンに怒っているのでは無いでしょうか。
そう考えると、大規模戦闘には至らないでしょうが、北朝鮮が核放棄・ミサイル放棄を宣言しない限り限定的な爆撃程度の「衝突」はあり得ると思います。
Duggy


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