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2024年5月9日 Duggy's ニュース速報
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オリンピックはマスコット審査にすら参加できないの?
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東京オリンピックのマスコットが一般公募される事になり、その応募要項が発表になりました。
8月に一般からの応募を受付けて、その後審査で絞り込みを行い、最終決定は小学生がクラスごとの投票で決定されるそうです。
そして、審査方法はまだ何も決まっておらず、7月までの数回の会議で決定するそうです。

あれ、しばらく前にマスコットの検討をする委員会を立ち上げたのでは有りませんでした?
そのメンバーはアート系の有識者が入ったりして幅広く集めたというような事を言っていたような気がします。
記憶違いかな?

それから現在まで、この委員会は応募要項を検討して来たという事なのですね。
長い時間を掛け、アート的な視点も交えて検討した結果、一般公募を行うという結論を得たという事なのでしょうか?
素人的に考えれば、この程度の事を決めるのにこんなに時間は掛らないし、専門知識も要らないような気がします。
それでも、とにかく前に進んだわけですから仕事はしていたわけです。
しかし、最終決定が小学生限定なのはどういう事なのでしょうか?
小学生しか投票できないのに「盛り上がりを各世代に広げて行きたい」らしいです。
絞り込みの審査方法は未決定なのですが、仮に審査委員で決めるという事になると、小学生以外の世代は決定過程に一切関わる事が出来ません。
いうなれば、誰がどういう基準で任命したのかわからない審査委員と小学生で決めたキャラクターをオリンピックの神として崇めよという事です。
ここにも組織委員会の「決めてやったからな」という姿勢が見えてしまいます。

さらに問題なのは小学生の「クラスごとの投票」という制度です。
コメントとして「先生にも協力してもらいたい」という発言も報道されています。
先生が協力するということは、クラスの意見を先生が誘導してしまうという事も意味します。
これでは「小学生がみんなで決めた」という事は有名無実になってしまうのではないでしょうか。
米国の大統領選挙と同じ事が起きてしまう可能性が有ります。
つまり、結果と得票数が一致しないという事が起きてしまうのです。
また、投票結果は学校経由、市町村経由、都道府県経由で集められるでしょうから途中で操作されてしまう事も考えられます。
国政選挙並みにチェックするような事は考えていないでしょうから、やりたい放題になってしまいそうです。
何しろ中間に入るのは隠蔽体質が何かと話題になる「教育委員会」ですから信用は出来ません。
きっと、結果が出てキャラクターが決まって、グッズが出始めたあたりで不正が発覚して大騒ぎになる事でしょう。

透明性を追求するのであれば、例えば審査委員すら公募で、さらに公選すら行うべきでした。
また、小学生で決めるのであれば、例えば全国から代表の小学生を無作為に抽出して東京に招待し、東京の会場でその場で候補を初めて公開してその場で小学生が投票して決定するような思い切った試みが有ってもよかったと思います。

それにしても小学生を持ち出せば自動的に各世代が盛り上がるというのはどこから持って来た理論なのでしょうか?
もうオリンピックにうんざりしているのが本音な大人の世代は、この小学生だけしか相手にしないという話でますます「ウンザリ」しています。
どうやったら、この「ウンザリ」感を払拭出来るのか、それこそ有識者を集めて真剣に議論してほしい物です。
Duggy

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