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2024年5月18日 Duggy's ニュース速報
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時間外労働の上限設定は有効に機能するのか?
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長時間労働の是正名目で時間外労働時間の上限を法律で定めようとしています。

しかし、上限を定めて罰則を設けたところで長時間労働が是正されるとは思えません。
この結果としてサービス残業の押し付けがまかり通ることになってしまうのではないでしょうか。

とてつもない残業をやらざるを得ない人は、大体いつも同じ人で、その人でしか出来ない事が山のように積み上がってしまうことから長時間残業が発生してしまうのです。
したがって、この作業を分担できる人材を育成して層を厚くすることが長時間残業の抑制に繋がるわけですが、そう簡単には行きません。
業務が集中するような人材は大抵の場合は(中には例外もあります)優秀な人材であり、報酬もそれなりに支払って流出を防いでいく必要がありますが、そのレベルの人材が常時大量に必要かと言うとそうでもないので、会社としては層を厚くして固定費を増やすよりは一極集中やむなしで乗り切りたくなってしまいます。

そのような一極集中状態の中で上限時間に到達してしまった場合、どうするかと言うと一部を別計上にして裏金で払うとか、いっそ肩書きだけ管理職にしてしまうとか、色々抜け道を探し回ってしまいます。
なぜなら、その体勢のまま目の前の業務をこなさないと会社が潰れてしまうからです。「会社が潰れてしまうから、なんとかして欲しい」と言われて協力しない社員はそもそも長時間労働をしない人なので、長時間労働を強いられている多くの社員さんはたとえそれが法律違反だったとしても、むしろ積極的に協力してしまうと思います。

そうして時間外労働時間の上限設定はいつのまにか経営者に都合の良い、残業代のごまかしの口実にされてしまうでしょう。

筆者はむしろ上限設定よりも退社と出社間の間隔の制限の方が効果あるのではないかと考えています。
午前2時に退社して午前9時に出社しろ、遅れたら遅刻でペナルティだ。などと言うのは非人道的です。
無理なんですよ。こんなの。

大体こんなパターンかな、
午前2時退社→電車なんか無いのでタクシーで帰宅(午前2時30分)→
コンビニで買い物→遅い食事(午前3時)→風呂・就寝(午前4時)→
9時に出社の為起床(7時)→自宅を出る(8時)→出社(9時)→
連日深夜2時まで勤務。

寝れて3時間ですが、連日遅いと言うことは仕事は片付いていないので、帰宅後も仕事のことを考えてしまいますから、多分寝付けないと思います。
長時間労働にはまっている人は、どうしようもないぐらい真面目に仕事に向き合ってしまっているのです。
こういう人達に、少しでもOFFの時間を持ってもらう為にも勤務間隔を空ける制度の導入を望みます。

同友会 時間外労働の上限 一律規制に異論  NHK NEWS WEB
2017/02/22 21:37




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