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2024年4月24日 |
Duggy's ニュース速報 |
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シリアでの取材を計画していたジャーナリストのパスポート返納や渡航先制限の措置が不当だと争われた裁判で、ジャーナリスト側が敗訴しました。
シリアが内戦状態になって以降、ジャーナリストはシリアを目指すようになったような気がします。 その業界に籍を置いていない人間から見ると、まるで高校球児にとっての甲子園のような印象さえ受けてしまいます。 「我々が現地の状況を伝えなければ」という崇高なジャーナリスト魂がそれをさせているのだとは思います。 しかし、報道を見せられる側がそうまでして現地の状態を生しく知りたいかというと、そうでも無いのでは? そもそも「生々しい現地の状況を報道」する目的がよくわからないのです。 その状況を報道しているのは目にする事がありますが、それによって何を訴えたいのかはよくわからないままです。 「こういう酷い状況で人権も何も踏みにじられているから戦争はよくない」なんていう事はもうわかりきっているわけです。 この状況で必要なのは、「戦争を終わらせるにはどうすべきか」を取材し、それを関係者に具体的に働きかけるという報道のように思うのです。 強引に戦争の現場に突っ込んで行って、「これが戦争だ!」みたいな報道に意味は無いと思います。 これはもう単なる功名心と言われても仕方ないと思います。 また、ジャーナリストは「報道の自由」を何かと振りかざしますが、「報道の自由」はシリアをはじめとした戦闘地域では保証されていないのです。 そういう地域に、勝手に作った「報道」の腕章などの目印を身につけて突っ込んで行ったところで誰も保護はしないと思います。 例えば今回の件のように外務省などの現地の状況を知る関係者からの制止にも耳を貸さずに現地入りし、結果として人質になってしまった場合、やはり国に向かって救助を要請するのでしょうか? もし本当に崇高な目的が有って、覚悟の上で行くのであれば、行く前に念書でも届け出てから行くべきです。 Duggy
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2017/04/19 21:45 |
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