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2024年3月29日 |
Duggy's ニュース速報 |
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政府は五輪の警備に必要だという事で組織犯罪防止法を推進しています。
また、「五輪の為に」受動喫煙対策を強化するという動きも加速しています。 まさに「五輪の為に」いろいろな事が変えられようとしています。 しかし、よく考えて見ると五輪は2週間のイベントでしかないのです。 例えば組織犯罪防止法について言えば、国際的な条約に加盟しないと警備に支障が出るような事を言っていますが、五輪は2週間で終わってしまうのであって、その警備も2週間で終わってしまうわけです。 日本の警察はそのたった2週間の警備が出来ないほど脆弱な体制なのでしょうか? 招致段階でこういう警備上の体制についても検討したのではないのですか? 組織委員会はこういうことには興味がないのでしょうか? 国会でもこういう点を突いた議論が報道される事は有りません。 そしてこの2週間を乗り切るための法整備が行われた場合、五輪後は未来永劫国民生活に五輪前よりも制限が課せられる事になってしまうのです。 「五輪の為に」という旗を振りかざすのであれば、五輪終了までの時限立法にすべきではないでしょうか。 「五輪の為に」という理由で変えようとしているのはこれだけでは有りません。 受動喫煙対策で基本屋内禁煙という動きも、「タバコの無い五輪」を目指すという事が根拠になっています。 では五輪が終わったらどうするのでしょうか? 「タバコの無い五輪」はそのまま「タバコの無い日本」に受け継がれて未来永劫続いていくわけです。 しかし、「タバコの無い五輪」を根拠にしていたわけで、「タバコの無い日本」なんていう事は聞いていない話何ですよ。 全部が全部「五輪の為に」と言って怪しげな変化を求めていますが、これらは全て五輪終了後に「日本の為に」に自動的にすり替わってしまいます。 本当に「日本の為に」必要な事なのかよく考える必要が有ります。 そして「五輪」と言っても所詮はスポーツの1イベントでしかないのです。 それまで世界との繋がりが薄かった発展途上国で開催される五輪とは違い、既に世界中と深く接してしまっている日本では今更接し方を変える必要があるとは思えないのです。 ましてスポーツのイベントつまり「運動会」であって政治イベントでもないし、革命でも無いわけです。 「五輪の為に」ヨーロッパの価値観を押し付けられて受け入れなければ五輪が開催できないのであれば、もはや日本には五輪は必要無いのでは? 筆者はIOCはそんな事は強制しておらず、日本の国内で勝手に「忖度」してやっているのでは無いかと思っています。 本当に2週間の「五輪の為に」やる事が、その後に続く「日本の為に」必要な事なのかをよく考えるべきだと思います。 そして、本来の「日本」にとって受け入れがたいハードルが存在するのであれば「五輪の為に」ではなく「日本の為に」を優先し、場合によっては五輪開催を諦めるべきだと思います。 正直、もうウンザリしてます。 Duggy
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2017/05/31 09:50 |
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