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2024年4月26日 |
Duggy's ニュース速報 |
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都内で保育所の計画断念や延期が23件あったということがわかりました。
しかしながら、その一方で保育士が確保できず今春130人が不足する見込みだということです。 ということは、保育士を確保する見込みが無いのにも関わらず開園を計画していたところが結構な数存在したという事になります。 もし、このまま開園したとすれば規定数に足りない保育士で保育をすることになったのではと思います。 これは、保育士の職場環境の劣悪化を意味しますし、仕事量が多くなったからといって報酬が増えるとも思えませんから、開園と同時に保育士にとってはブラックな保育園になってしまったのでは無いでしょうか。 これは何も保育士側だけの問題ではなく、保育の質の低下を招いてしまう事になりますから、預ける側にとってもブラックな保育園になってしまったものと考えられます。 待機児童問題の解決が今や最優先事項になってしまっている自治体にとって、少しでも早くより多くの保育園を開設してしまいたい、というのは理解出来ますが、これでは日本の伝統芸の箱物行政の繰り返しになってしまいます。 行政側は保育園というのは入れ物だけあっても機能しない事を本当にわかっているのでしょうか? 入れ物よりもまず保育士の確保が大事だと思います。 保育士が集まらない、足りないと騒ぐだけでなく、なぜ保育士が集まらないのかをもう一度考えてみる必要が有ると思います。 つまり、保育士が魅力的な職業では無いという事です。 どうしたら保育士が魅力的な職業になるのか。 例えば「収入が良い」「仕事が楽しい」「体力的に楽」「綺麗で働きやすい職場」と言ったような条件が当てはまるように職場環境の改善が必要なのです。 残念ながら現在の状況は、例えばこれら4つの条件にしても、その全てが揃っているとは言えないのでは無いでしょうか。 こういう所の改善に向けた誰の目にも見える努力がなされて、実際に大きく改善されていない状況の中で「保育士をやってくれ」と言っても自己犠牲を厭わない人以外にやる人はいないです。 行政主導で保育園の整備を行うのであれば、まずこういう職場環境面を整備してから施設の拡充に乗り出すべきで、その過程で保育料を値上げせざるを得ないのであれば、勇気を持って値上げすべきです。 それでも本当に保育が必要な家庭であれば値上げをしても保育園に預けるしかありませんから、本当に必要な家庭には値上げ分を補填するような補助を行えば良いと思います。 そうやって保育園の運営には質に応じた負担が必要なのだという事を常識に変換していけば良いと思います。 都内の保育所、計画断念や延期23件 住民との調整難航 朝日新聞デジタル |
2017/03/08 23:27 |
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