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2024年4月20日 |
Duggy's ニュース速報 |
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冤罪を訴えてきた被告の逆転無罪判決が相次いでいます。
この時代になぜまだ冤罪が生まれ続けるのでしょうか? 裁判所は最後の砦なのですが、ここが独立機関として機能していないのではないでしょうか? そもそも、裁判官は冤罪と疑われるような案件についての裁判シミュレーションを行なっているのでしょうか? 司法試験合格後は修習生になり、そこである程度の事実認定の訓練は受けるそうですが、ベテラン刑事を目指したわけでもなく、腕利きの探偵を目指した訳でもなく、法律の勉強に明け暮れた方々が複雑に偽装された事件の本質を見抜く力があるとは思えません。 もちろん中には鋭い裁判官がいらして時々逆転無罪が生まれるのだろうとは思います。 しかし、これまでの冤罪のパターンを見ると、一審、二審段階で気がついて然るべき検察側の偽装・ゴリ押しがまかり通ってしまっています。 この事は裁判官側の事実認定能力に限界があり、その道のプロである検察側に言いくるめられてしまったという事を示しているのではないでしょうか。 事情をより難しく複雑にしているのが法廷での証言のデタラメを許してしまう仕組みです。 また、偽証罪というのは「自らの記憶と異なる陳述をすること」であり、「客観的な事実と異なる陳述」をしてもそれが本人の記憶だという事であればお咎めなしです。 つまり、裁判所での証言では口から出まかせを言っても、よほどの事がない限り罰せられる事が無く、証言として取り上げられてしまうので、検察側の書いたシナリオ通りのストーリーを検察が積み上げてしまうことが容易に出来てしまいます。 つまり言った者勝ちなのです。言われた方は嘘を証明しなければなりませんが、どれが正しいのかを争っている状況でさらに別の嘘の証明を行うのは非常に手間と時間が掛かります。 そうこうしている間に結審してしまい、嘘証言が本当の事として記録に残ってしまうのです。 そうなると事実認定能力に限界がある方々で、残された資料から検討を行った場合に嘘証言が大きな力を持ってしまう可能性が生じてしまいます。 裁判員ともなればなおさら嘘を見抜く力には限界が有りますから、嘘をつき放題という法廷での証言には大きな疑問を感じます。 まあ、当事者は必死ですからやむを得ないのですが、当事者がらみの第三者が嘘をついても嘘が立証できない訳ですから制度上の不備がどこかにあるような気がします。 普段、裁判所に縁がない我々は「まさか法廷の証言で嘘はつかないだろう」と思っていますが、法廷慣れした輩は平気で嘘を吐きます。 そしてその嘘は立証できないのです。 この事が冤罪を生む遠因になっていることは否めないを思いますが、対策は裁判官の事実認定能力の向上しか有りません。 ぜひ裁判官には自己研鑽に頼ることなく、組織的な取り組みとして、隠しで冤罪を想定した模擬裁判訓練とかを繰り返して嘘を見抜く力をより一層養って欲しいと思います。 裁判所は無実の我々にとって最後の砦なのです。 再審無罪の母「なぜ有罪、明らかに」 女児焼死国賠訴訟 朝日新聞デジタル |
2017/03/09 21:42 |
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