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2024年4月20日 |
Duggy's ニュース速報 |
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北陸新幹線の全線でルートが決定しました。
そこで改めて思うのですが、大阪までの新幹線は必要なのでしょうか。 象徴的な意味では「新幹線が開通する」というのは地元にとって大きな出来事であって誇らしい事なのだろうと思います。 昭和48年から計画されてきた事なので関係者の喜びはひとしおだろうということは理解できます。 しかしながら現実的に考えてみると、昭和48年当時は特急列車と言っても今ほど高速ではありませんでしたから高速移動手段としては「新幹線」以外には選択肢が有りませんでした。 その後の技術の進歩で在来線の特急でも結構な高速が出せるようになり、今や大阪・金沢間は2時間29分です。 そして既存の北陸新幹線の金沢新幹線が既に開業しており金沢・東京間は2時間28分なので、現時点で金沢から東京へも大阪へも同じ時間で行けることになります。 こうなると、より東京へ向かう力が強く働くようになっていくと考えられます。 なぜなら、地方の人々にとって大阪を目指す最大の理由は東京が遠いからであって、そこに東京が在れば最初に東京に行く事を考えるからです。 絶対に大阪でなければならない理由があるとすれば、それはあくまで個人的な事情によるものでしょう。 そう考えると、これから北陸新幹線を大阪まで延伸して開通をする頃には、金沢は東京文化圏に様変わりしている可能性が高く、1時間短縮したと言っても大阪を目指す人は減ってしまっているのではないでしょうか。 だとすれば、莫大な金額を投じて何の為に延伸するのでしょうか。 やはり地元の悲願の実現の為であって、それ以外に理由はないのではと考えてしまいます。 金沢ではなく大阪と金沢の間にある地方都市向けだという事であれば、今でもそれほど時間が掛かっておらず、さらに言えば既に高速道路文化になっていたりするので、新幹線需要はそれほど高くないのではと思います。 結局建設工事を地元に発注して、地元経済の上げ底景気を狙っているとしか思えません。 積極的に反対を訴えるつもりは有りませんが、新幹線開通によって何をするのか、何を変えるのかをよく考えて頂きたいと思います。 北陸新幹線「南回り」採用決定 全線のルート固まる NHKニュース |
2017/03/15 21:40 |
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