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2024年4月26日 |
Duggy's ニュース速報 |
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IOCが東京オリンピックでの野球・ソフトボールの福島開催について審議を行う予定です。
福島開催については競技団体が視察した際、開催球場が土のグラウンドである等の施設面の不備から難色を示していた筈でした。 IOCもその報告を聞いて一時は福島開催に難色を示していました。 ところが、今回は福島開催を前向きに審議すると言うのです。 競技連盟とIOCが当初表明していた国際競技の設備規格はどうなったのでしょうか? 実はそのような規格は建前だけで別に何かの旨味(これはリベートと言う意味ではなく、競技の知名度アップなどのメリット)が有ればどうでもいい話なのかも知れません。 そうなると他の競技施設についても疑問符が付いてきます。本当に必要なのか?と。 水泳は今の水泳場がオリンピックの規格に合わないからと言う理由で新設します。 ボート上も同様に規格に合わないからと言う理由で新設します。 この論理から言うと福島開催には福島に規格に合う新しい球場を作らなくてはなりませんが、何故かここはそのままで良いらしいです。 粘り強く競技団体を説得すれば規格に満たない設備であっても開催が認められるので有れば、水泳もボートももっと粘り強く交渉すればよかったのではないでしょうか。 それとも野球・ソフトボールはヨーロッパでは全く人気がないのでIOCとしてはどうでも良くて、水泳やートはヨーロッパで人気があるので譲れないと言うことなのでしょうか。 筆者は後者。つまりヨーロッパ優先なのであろうなと考えていますが、それにしてもヨーロッパ優越主義を振りかざしすぎです。 競技場の話で言えば2020年の東京オリンピックではコンパクトであった筈が、結構な数の競技場が新設されます。 その中には国内では競技人口も少なく、見る機会もあまり無い競技も含まれています。 例えばヨーロッパの国でオリンピックで野球をやるとなった場合に、国際競技規格の野球場を作れとなった場合にどうなるかはギリシャの今を見れば明らかです。 そもそも地元に根付いていない競技のフル規格競技場を無理に作っても、その競技がそこに根付かない限りは廃墟になるか転用して他の用途に使われるかのどちらかにならざるを得ません。 日本は外圧に弱いので、「ヨーロッパで人気」と言えば一時的には注目を浴びる事になりますが、国内の人々にとって本当に面白う競技でなければ簡単に飽きられてしまいます。 水泳、ボートなどの競技場新設対象の競技についてはどうなのでしょうか? 残念ながら、大抵の新設対象競技は観客動員力についてはオリンピックが終わってしまえば競技場の大きさに見合う集客力は見込めません。 前回のオリンピックでもやった競技なのになぜ集客が出来ていないのでしょうか。 前回の東京オリンピック以降、競技の普及・観客動員の拡大についてどれほどの努力をしてきたのでしょうか。 元々の予算が少ない事は理由にはなりません。ニワトリと卵のどちらが先かという話と同じで人気が無いからお金が集まらない、予算が付かないという事なのです。 人気が出てくればお金が集まる訳で、オリンピックはその最大のアピールの場だと思います。 「参加する事に意義がある」という精神でただ参加しただけだという事で有れば、その後のその競技の底辺拡大は望めません。 予算の無い国内競技人口の少ない競技にとって新しい競技場を作ってもらえるオリンピックは国内への最大のアピールの場です。 この機会を逃さず、最大限に競技の楽しさ素晴らしさをアピールして、今までマイナーな存在で有った競技を集客力の高い競技への変貌させるべく必死の取り組みをして欲しいと思います。 莫大な金額を投じて建設する競技場が一部の競技者だけの楽しみの場にしてはなりません。 そうなれば、これまた莫大な維持費が重荷となり結局廃墟となってしまいます。 そうならない為に、より多くの人々が楽しめるようにオリンピックの場で競技の楽しさを伝える事は新設競技場を使用する各競技団体の責務であると考えます。 IOC理事会 野球・ソフトの福島開催を審議へ NHKニュース |
2017/03/16 22:44 |
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